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松下幸之助「商売戦術三十カ条」 app for iPhone and iPad


4.6 ( 5806 ratings )
Business Book
Developer: Keizaikai Co.,Ltd.
3.99 USD
Current version: 1.1, last update: 7 years ago
First release : 30 Jan 2013
App size: 24.41 Mb

不況だからこそあなたの能力の見せ所!
時代は変わってもぶれないこと、発想は一緒である。

―――■ 松下幸之助の教え
● 商売は世の為、人の為の奉仕にして、利益はその当然のほうしゅうなり

● 売る前のお世辞より売った後の奉仕、これこそ永久の客をつくる

● 正礼を守れ! 値引きは却って気持ちを悪くするくらいが落ちだ

● 商人に好況不況はない、いづれにしても儲けねばならぬ

⇒ 経営者、営業マン、販売員など、どこの企業でも利益を出すために営業部門がありセールスを行っている人がいます。
  セールスにかかわる人であれば誰もが知っておいた方がいい「松下幸之助営業哲学」


■松下幸之助『 商売戦術三十カ条 』iPhone iPad電子書籍アプリ
特別価格 期間限定 書籍定価840円


●お客さんの好みにあわせない

●他が値引いても、値引きしない

●同情をもらえない店は繁栄もしない

⇒「フレームワーク」「思考法」より、必要なのは「何をすべきか」という実践法!


――――■ 「商売戦術三十カ条」とは?

昭和十一(一九三六)年、当時四十一歳の新進気鋭の経営者であった松下幸之助が、
現代と同じように不況下にあった時代に、販売店向けとして三十二年間の自らの経験に基づいて
●「接客の心得」
●「商品展示のポイント」
●「仕入れ」
果ては
●「広告宣伝」
にいたるまで、三十カ条にわかりやすくまとめて、商いの心得を配布したものである。


本書は、「商売戦術三十ヵ条」逐条解説しながら「お客様第一」を
信条とするトップセールスの「販売極意」を摘出して、
現代経営者にとってゆるぎない指針の一助とすることをめざしたい。


■目次

はじめに

●第一条 商売は世の為、人の為の奉仕にして、利益はその当然の報酬なり
・「利益」とは使命達成の報酬である
・真の使命は社会を富ませること
・ワタミが考える企業存続の条件
・ドトールコーヒーの商いの意義

●第二条 お客様をじろじろ見るべからず。うるさくつきまとうべからず
・来客への細やかな気づかいと深い配慮
・「声かけ」がお客様にはプレッシャーとなる
・ユニクロは「声かけ」をしない
・売り込みはあせらず

●第三条 店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の如何【いかん】
・商売繁盛に欠かせない条件
・ボロは着ていても、心は錦
・「日に新た」が向上の源泉
・楽天が「店の常識」を無意味化する

●第四条 棚立上手は商売下手。小さい店でゴタゴタしている方が却【かえ】ってよい場合あり
・お客様の「心の動き」を最優先にする
・「ドン・キホーテ」の成功の理由は「圧縮陳列」
・猥雑な商店街にホッとする
・「目を引く」技術はさらに重要になる
・「かわいい娘を嫁がせる親」の心を持て
・「取引先」は無限に広がるはずである
・「捨てる神あれば、拾う神あり」を知る
・住友銀行との取引が幸運を招く
・親類とは血縁者のことではない

●第六条 売る前のお世辞より売った後の奉仕、これこそ永久の客をつくる
・「アフターサービスは、永久の客をつくる」
・商売や儲けを論ずるのは国家社会を論ずるのと同じ
・任天堂の「神対応」

●第七条 お客様の小言は神の声と思って何事も喜んで受け入れよ
・クレームは「ファン」の入り口
・「一軒イコール百軒」の原理
・クレーム対応の「三つのポイント」

●第八条 資金の少なきを憂うるなかれ。信用の足らざるを憂うべし
・実績を積んで「信用力」を強化せよ
・お金は「小さく生んで、大きく育てる」
・「京セラ」創業者・稲盛和夫は上司から信頼を広げた 
・「パソナ」南部靖之の起業時のエピソード 

●第九条 仕入れは簡単にせよ。安心してできる簡単な仕入れは繁昌の因と知るべし
・仕入れの重要さを痛感する
・マキオの「地元を大事にする仕入れ」
・イオンは「直接仕入れ」で収益改善を狙う

●第十条 百円のお客様よりは一円のお客様が店を繁昌させる基と知るべし
・「商売冥利」とは何か
・庶民とともに成長する

●第十一条 無理に売るな、客の好むものも売るな、客の為になるものを売れ
・「押し売り」をするな、媚びる商品は売るな
・「便利なもの・必要不可欠なもの」で社会を支える
・「リビング革命」の旗手となる
・マブチモーターの究極の絞り込み

●第十二条 資金の回転を多くせよ、百円の資本も十回回せば千円となる
・資金の回転を多くする秘訣は「薄利多売」
・「薄利多売現金安売掛値なし」の元祖は豪商・三井高利
・「薄利多売」で儲けた江戸時代の居酒屋「豊島屋」
・露天商から生まれた「一〇〇円ショップ」
・「集金と支払い」はいつも敏感に

●第十三条 品物の取換えや返品に来られた場合は、売ったときよりも一層気持ちよく接せよ
・お客様は一人ひとりが「財産」
・ある問屋さんが立腹した顛末
・叱るタイミングと叱る場所
・叱ってもらえる幸せ
・ほめ方、叱り方にも温かさが表れる

●第十五条 良き品を売ることは善なり。良き品を広告して多く売ることは更に善なり
・「売らんがため」の広告宣伝ではいけない
・松下幸之助は三日三晩かけて文案を練り上げる
・社員が奮い立つ宣伝を行う
・事故告知の広告費用に数百億円を投ずる
・マイナスが「好感」に変わるとき

●第十六条 自分の行う販売がなければ社会は運転しないという自信を持て。そして、それだけに大なる責任を感ぜよ
・大器の養成を志す
・松下政経塾の創設へと発展

●第十七条 仕入先に親切にせよ。そして正当な要求は遠慮なく言え
・「利は元にあり」という意味を知る
・創業期の劇的なドラマ

●第十八条 紙一枚でも景品はお客様を喜ばせるものだ。付けてあげるもののないときは笑顔を景品にせよ
・「おまけ」は心が伝わるものが良い
・松下幸之助は来客の姿が見えなくなるまで見送っていた
・「叶匠寿庵」の創業者は笑顔でお見送り

●第十九条 店のために働くことが同時に店員のためになるよう、待遇その他適当の方法を講ずべし
・画期的な「週五日制」を始める
・「従業員持家制度」と「仕事別賃金制」を制定する
・アサヒビールの退職率はなんと〇・九%
・会社がストレスを減らす工夫をする

●第二十条 絶えず美しい陳列でお客様の足を集めることも一案
・「もの・サービス」の本当の価値を知る
・掃除は「自分の心」が洗われる
・「ナショナルセンター」「パナソニックセンター」を充実させる

●第二十一条 紙一枚でも無駄にすることは、それだけ商品の値段を高くする
・「全員が経営者の意識を持つ」松下幸之助の切なる願い
・「事業部制」誕生の背景
・日本一の倹約経営者
・オフィスに「椅子」がない会社

●第二十二条 品切れは店の不注意。お詫びして後「早速取り寄せてお届けします」とお客の住所を伺うべきである
・「品切れ」は店の怠慢である
・在庫管理が商売の成否を決める

●第二十三条 正礼を守れ! 値引きは却って気持ちを悪くするくらいが落ちだ
・大阪人は「値切る」ことから始める
・価格に「商人の魂」を入れているか
・松下幸之助が始めた「正価販売運動」
・「正価販売」には安心と信用が含まれている

●第二十四条 子供は福の神||子供づれのお客、子供が使いに来ての買物には特に注意せよ
・「たかが子供」と粗略に扱ってはならない
・一人の子供の好感が無限に広がっていく
・子供にやさしいは、大人にもやさしい

●第二十五条 常に考えよ、今日の損益を。今日の損益を明らかにしないでは寝につかぬ習慣にせよ
・「今日の損益」を積み重ねていく
・カルロス・ゴーンの「コミットメント」

●第二十六条 「あのお店の品だから」と信用し、誇りにされるようになれ
・かつて「暖簾【のれん】」は商人の命だった
・日本の長寿企業は世界最多を誇る
・ブランド価値の向上を目指す
・ネット時代こそ「御用聞き」の心を持て
・超高齢化社会でどう商うのか?

●第二十八条 店先を賑やかにせよ。元気よく立ち働け、活気ある店に客集まる
・「ちょっと覗いてみるか」と思わせる
・「賑わい」を維持している商店街
・奈良市三条通り「中谷堂」の餅つき

●第二十九条 毎日の新聞の広告は一通り目を通しておけ。注文されて知らぬようでは商人の恥と知るべし
・商品を知らずしてものは売れない

●第三十条 商人に好況不況はない、いづれにしても儲けねばならぬ
・業績の原因はみずからに問え
・人材養成で日本マクドナルドを再建する
・岡田屋・五代目は不況を逆手に取る
・七代目も「下げ相場」で商機を見つける

■著者 板垣 英憲(いたがき・えいけん)
1946年広島県呉市生まれ。中央大学法学部卒業。毎日新聞東京本社入社。社会部、浦和支局、政治部、経済部に所属。首相官邸、総理府、通産省、公正取引委員会、東京証券取引所などを担当。85年評論家として独立、執筆・講演活動に入る。政治から経済問題まで幅広いテーマで活躍中。独自の視点と分析から説き起こす経営論やリーダーシップ論も好評。
著書は『カルロス・ゴーンに学ぶ改革の極意』(KKベストセラーズ)『戦略カンパニー ソニーの軌跡と出井伸之』(秀和システム)『孫正義 常識を破って時代を動かす』(日本文芸社)『鳩山家の使命』(サンガ新書)『ユダヤ株で儲けろ!』(経済界)など多数。


■出版社 経済界 リュウ・ブックスアステ新書